結石の成分

結石ができやすい水

ある人が、
「某ミネラルウォーターを長年飲んでいたら結石や胆石が出来た」と言いました。
まさか、と思っていたのですが、
その人の知人までも「私も結石になった」
と言い出したので、
どんな水か聞いてみたところ、結構有名なお水でした。(品名は伏せます)
結石になりやすい水、結石にならない水、なんてあるのでしょうか?

成人に必要なカルシウムは
1日あたり600mg 、マグネシウムは300mgです。
さきほどのお水の成分を調べると、
100mlあたりカルシウム1.58mg、マグネシウム1.04mgでした。
まろやかで飲みやすい軟水です。

個人的に、硬水はちょっと苦手ですが、
有名なコントレックスでも、
100mlあたりカルシウム46.8mg、マグネシウム7.45mgです。

ミネラルウォーターには、カルシウムやマグネシウム、
ナトリウム、カリウムなどが含まれていますが、それは微量で、
水だけで1日の必要量を摂取するなら大量に飲まなければいけません。

仮に、ビリルビン(黄色っぽい色をしています)とか、
コレステロールとか、
シュウ酸が含まれているような水なら
胆石や結石の原因になりうるかもしれませんが。
もしそんなミネラルウォーターがあったら、
飲めたものではないと思います....。

自分なりに勉強してみましたが、
ミネラルウォーターが石を形成するとは考えにくいのです。
医師にも聞いてみましたが、
「たくさん飲めば尿として出るだけ。因果関係はないと思う」
とのことでした。

『たまたま』患者達が同じ水を飲んでいて、
体質や、生活習慣が似ている人達が集まっただけなのでは?と
私は思います。

結石の種類

結石はその成分によって色や形が様々です。
結石の大きさや種類に応じて、治療法を異なります。

  • 蓚酸カルシウム結石 (シュウ酸カルシウム結石)
結石でもっとも多く、8割はシュウ酸カルシウム結石です。
結石の表面がギザギザになっていて、小さくても尿管に詰まりやすく、
詰まると、せん痛発作(冷や汗が出るほどの激痛)を起こします。

  • リン酸カルシウム結石
シュウ酸カルシウム結石と混合していることが多く、
尿がアルカリ性になったときに出来やすいといわれています。

  • リン酸マグネシウムアンモニウム結石
この結石は尿路に細菌が繁殖する尿路感染が原因で起こります。
いったんこの結石ができると、石が細菌を増やし、石がどんどん大きくなります。
尿を酸性化すると、結石を溶解出来るといわれています。

  • 尿酸結石
痛風や高尿酸尿症の人にできやすい結石で
尿が酸性になったときにできやすいといわれています。

  • シスチン結石
遺伝的な異常が原因で起こります。
硬くて体外衝撃波などで破砕しにくいのが特徴です。
これも尿をアルカリ性にすることで溶かすことが可能です。
水分摂取量を増やすことが大事で、尿のシスチン濃度を低く抑えるために、
毎日約4リットルの尿を出すのが望ましいといわれています。