体外衝撃波砕石術(ESWL)

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体外衝撃波破砕術ともいい略して「はさい」や、ESWLと言います。
(Extracorporeal Shock-wave Lithotripsy:ESWL)

水中で発生させた衝撃波を、結石に体外から集中的にあてて、砕く治療です。
昔は患者が水につかってESWLを受けていましたが、現在は、ドライ式で行います。
メスを使わないので癒着の心配もなく、安全に尿路結石を砕くことが出来ます。

1日入院、病院によっては日帰りでもESWLを受ける事が出来ます。
一応、手術扱いなので、治療費は高額になります。

麻酔をする場合もあるし、軽い痛み止めを使う場合もあります。
患者の既往症や状態によって異なります。

実際のESWLは、ただ台の上に寝ているだけでメスは使いませんが、機械から「パン!パン!」という音が聞こえます。

ESWLの後、40度近い高熱が1週間続いたり、肺炎を起こして泌尿器科→呼吸器科へ入院したという人もいます。
1回で砕石できず、日をあけて2回3回と受ける場合もあります。
開腹手術より、肉体的、精神的苦痛は少ないですが、一応手術ですので、油断は禁物です。
医師の説明を十分に聞いて、わからないことは事前に質問しましょう。

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